トラボルタには一生会えない

駆け出し映画監督の日記です。せきららラララ

1番好きな具材

金曜日、バイト中喉に異変があった。大丈夫すか?と心配されたけど、「なんかこの辺にいますわー」と誤魔化した。というか本当になんでもないと思っていた。

 

土曜日朝、37.3度くらいあった。とてもとても大事な予定が昼からあったため、解熱剤を飲んで全力で寝た。

土曜日昼38.2度あった。泣きながら予定を断念した。

土曜日夜38.8度あった。いつもは1日寝れば治るからとたかをくくってそのまま寝た。寝れなかった。

 

日曜日朝〜夜 39.4〜39.8辺りを行ったり来たりした。僕は病院がとても苦手なので行かなかった。でも、誰とも話してない孤独な時間が、「お医者さんと話せるなら…」という謎の錯覚を起こしていた。結構死んだと思った。

でも夜はちゃんと寝れた

 

月曜日朝、37.5度まで下がっていた。寝てる間に体温が2度も変わっていることに睡眠の奥深さを知った。そのまま回復傾向。現在36.6まで落ち着いた。やったーー、やっとタバコが吸えると思った思考が怖すぎたけど、久しぶりに吸ったタバコは不味すぎてブチギレそうになった。

 

9月の終わり頃にも40度近い熱が出たもんで、こんなに短スパンで発熱してしまうと何か見えないものから制限がかかってる気がしてくる。

頑張りすぎと言われるほど、頑張ってる自覚はないし、最近は制作もおぼつかない。

 

発熱中はずっと1人だったから、とにかくいろんなことを考えた。僕は何が書きたいのかな。観てる人に感動して欲しいのかな。笑って欲しいのかな。二番煎じだけは書きたくないななんてちょっと欲どうしいことも思った。

 

何かがプツンと切れちゃった感じもしたけど、すぐに結び直すのは得意な方だと思っていて、結び目が多い線ほど切れづらいのでは?なんて前向きさもしっかり持ち合わせてはいる。牛歩並みに強くなっている気がする。

 

でもさすがに4日間?誰とも話せなかったのは寂しすぎたので、歩こうと思い、少し遠いコンビニでおでんを買った。

おでんはこんなに幸せになるんだと噛み締めた。もっと出汁入れとけば良かった。

 

おでんを食べながら唐突に、そう言えば一年くらい前に友達から引っ越し祝いで入浴剤をもらったなと思って、引っ越し後初、湯船にお湯を貼った。

お風呂が嫌いすぎるのと、追い焚きが無いのとでコスパの悪い作業でしかなかったんだけど、香るはちみつ入浴剤が、とても心地良かった。

アニメを1話だけ観て、風呂から上がった。

 

葬送のフリーレンは、本当に素晴らしいアニメだと思う。

そういえば、ドラマの「いちばん好きな花」にもの申したいことがたくさんありすぎるから、今度書こうと思う。

 

まあ、発熱とM1被んなくて良かったよ。

惨めだから、鍋が食べたい。

 

映画館でバイトをし始めて、2年が経った。とってもとっても居心地が良くて、素敵な友人達も居て、ずっとここで働けたらなと思うけど、28歳という事実に、いつかは離れないとなと葛藤している。

 

AM4:41

寝れない。最近結構寝れない日が多い。夢を追って映画制作に踏み出せた高揚と、自身の年齢や能力の現状のミスマッチ具合を、脳みそが処理できてなくて、ぐるぐるである。

 

AM4:45

最近、だんだん確信に変わってきたことがあるんだけど、僕の突拍子もない発言が、「非常識」だったり、訂正しなきゃいけないことだだたりすることが多々あるみたい。28歳、気付くのが遅い。

もちろん後々、確かに良くなかったなと反省することはするんだけど、話し込んだり、テンションが上がったりすると、発作のようにでる。

でも僕としては通常運転というか、全く悪気がなくて、(それが良くないのかもしれない)複数人からから指摘されたりすると、生きるのがちょっとだけキツい時がある。

もちろんみんな優しいし、僕も大好きだから、笑い合って終わるんだけど、何故か苦しい時がある。根本が「しっかり行きたい」人だから、それができてないことを突き詰められてる感覚になる。

でも映画制作という不安定な道を選んだのも事実、そして楽しい。ここに冒頭のミスマッチが発生する。

 

AM4:59

それこそ昨日、大好きな人にいつものノリで、「〇〇さんはいつも僕のこと全否定ですからねー笑」って言ってしまった。なんて酷い発言。さらっと言った2秒後には自己嫌悪半端なくてしんどかった。その人は「いやいや笑」と言いながら笑ってた。1時間後くらいに「あんなこと言ってごめんなさい」って謝った。そしたら、「全然気にしてないですよ。むしろ僕の方こそ考えないといけないですね。(いじりと否定はちがいますからね的なニュアンス。)」

って言ってくれた。

 

泣きそうだったけど、スマホゲームして誤魔化した。

 

AM:5:12

沢山の優しさに恵まれてる実感と、それに甘んじる自分の愚かさの対立である。

優しい人でありたいと思う自分と、心の中で人を見下している自分とのギャップ。しんどい

 

こんなんだから、映画やドラマに救われるんだと思う。もっと向き合って、着実に力をつけていきたい。

 

 

意外と、書こうと思えばあれも書きたいってなる。こういうの大事に小分けにしておこう。

 

全然前向きな時もあるよ。基本前向き。たまに膨大なネガを背負う気質。嫌われてるんじゃないかと不安になるけど、僕は僕が大好きな人を大好きだし、多分僕も愛されてる。そう思う。

 

多分、冬だから、ウィンターブルーです。

 

こういう時は、鍋を誰かと突っつきたい。

 

AM5:24

まだ眠くない。       終わり

くそったれ善

引っ越しをした。いよいよ新しい人生。東京都民だ。

約一ヵ月経ったけど、まだふわふわしている。前の川崎市には近くに仲間がいてとにかく「孤独」な時間が少なかった。本当に恵まれた環境で暮らすことができていたんだなと離れてみて心底痛感する。いろいろ端折るけど、一人暮らしは3回目の経験で、1回目も2回目も、寂しすぎて調子が悪くなって、半年くらいしか持たなかった。シェアハウスしてくれる友達、居候させてくれる家族。なんだか本当にいい人に恵まれた(2回目)。たくさん助けられ、それに甘えたりもしたけど、おかげで生きている気がする。27にして、ちゃんと一人立ちの意を持って旅立てた気がするのである。大人になるって難しい。でも一年ひたすらに働いて、目標金額まで貯めることができたのは素直に褒めたい。自分えらい。

 

いろいろ落ち着いて、人生をざらっと振り返ってみた。もう四半世紀も生きたんだな。よく生き抜いたな。えらいな自分と無理やり肯定しつつ、今現状、これから立派に生き抜いていくためのスキルも知識も何一つない自分に結構落ち込んでいる。こういうことはずっと考え込むと負のループが発生いてしまうので、前者のほうをよく言い聞かせながら、これからも生きていこうと毎日思っている。

 

ちょっとここから本題。この前友達に「自分が100パーセント納得しているけど売れない映画」と「納得はしてないけど世間から評価される映画」どっち撮りたいですかという質問をされた。「その時は極論すぎますよー笑」なんて言いながらお喋りしてたんだけど、あとあと一人でその回答を探していたら、やっぱり2つのどれにも当てはまらなくて、あー、僕はきっと「自分に納得するための映画」を撮りたいんだろうなと落ち着いた。

少し前までは、誰かの居場所になれるような映画、心が少し軽くなる映画なんてアバウトに思っていたけど(もちろん最終目標はそこだけど)、そんなの二の次なのかもしれない。どこかしら押しつけがましい優しさに説得力なんて生まれないから、僕はここに居場所を見つけたんだ、これで優しくなれたんだって提示していく力が僕には必要だ

 

映画館で働いていると、なんでこんな奴が映画見てんだよって思うこといっぱいある。本当に嫌なおじさんいっぱい来る。数日前のアジアン映画祭の事件もそうだけど、評論家ぶって達観してる映画好きがたくさん映画館にくる中、圧倒的優しさでその人たちを魅了したい。

僕が僕自身にOKサインを出せること、これは私生活でも人間関係でももちろんそうなのだけれど、もう一つ、これから映画を撮りたいと掲げるには、そこにもテーマとして追加しとこうと思う。

 

どれだけ映像になかに「自分」が居るか、そこに僕が居て、観てる人がいて、共感が生れればそれでいい。僕の為に撮った映画が、あなたの為になるように、決して押しつけがましくない、気づけば優しさが振りまけてるような、自分勝手な人でありたい。

 

不安すぎるけど、これからに期待を込めて。がんばれ自分。

 

今泉ってる。これ今泉ってる

だいぶキモい話なので、せっかくだから書いて残しておく。

 

この前大学の同窓会があった。きっかけから話すと、卒業して5年ほど経つので、全くグループLINEは動いてなかったんだけど、1人のクラスメイトが少し苦しい中にあったようで、「みんなに会いたい」というようなニュアンスでポツンとメッセージを残した。そうするとみんながみんな「大丈夫だよ。」「1人じゃないよ。」「いつでも誘って」「頑張らなくていいよ。」的な返信。なんていい仲間達でしょう。

 

続くように僕もみんなに会いたくなったので、柄にもなく幹事を受け持った。クラスメイトの両親が焼肉屋をやっていたので、会場はそこにした。我ながら良いプランである。

 

いろんな協力あって沢山の友達が集まってくれた。卒業ぶりの人ももちろん居たけど、昨日のことのように思い出を語り合い、近況を語り合った。とっても楽しかった。

 

そしてキモい話はここから。つくづく恋愛運がない僕なんだけど、大学時代ある1人の女性と付き合ったことがある。容姿端麗成績優秀、みんなのアイドルでありながら、どこか薄い壁がある、それはそれは奇跡のような女性である。もちろん今回その子も来ていた。改めて面と向かって彼女を見ると、こんな美人と恋人同士だった事実が全く信じられなかった。この時点でだいぶキモい。

不思議と気まずさはなく、とっても楽しくいろんな話ができた。これはとてもありがたかった。

 

なぜ彼女と別れてしまったかというと、僕のタバコが原因である。何度も何度もタバコやめてほしいと言われながら、結局やめられなかったので、彼女はそれに耐えかねて僕に別れを告げた。ほんと情け無さ過ぎて泣けてくる。

 

そして久しぶりに会った同窓会。ちらっと隙を見て外に出てタバコを吸っていたら、その子がこそっとやって来て隣に来た。距離は人2たり分くらい。「久しぶりだねー」的な会話の後、少し沈黙があって彼女から一言

 

「タバコ結局やめられなかったんだね。」

「うーん、そう。なんかごめん」

「なんで?」

「…いや、なんでもない」

 

この会話、、、、めちゃくちゃ今泉力哉っぽくないですか。。。キモいです。だいぶキモい

でもお互い大人になって、互いの人間的距離を分かった上で、こんな会話ができるようになったことに、寂しさと高揚を覚えてしまった。大人になったんだなあと思えるこの会話が、今回の同窓会の一番のハイライトである。

 

タバコを吸い終えた僕はその子「日本ドイツに勝てるかなー」なんて言いながら先に戻った。

 

恋したいもんです。

末廣通りで会いましょう。

さすがにこんな経験をすることはなかなか無いと思うので、記録をしつつ自分の心の整理をしたいと思う。

 

友人でもあり、僕の先生の様な存在でもある人の浮気現場を目撃してしまった。新宿3丁目末廣通り、いつも利用している喫煙所に向かっている時にその場面に出会った。

 

その人とはいろんな縁あり、大学時代に出会った。僕の8つ上くらいでイケメンで余裕があって、素敵なお嫁さんと娘さんがいる。週末には家に呼んでもらい、深夜まで話し明かした。泣く時も笑う時もその人と話せば元気が出た。大学を卒業してからは僕の環境も変わって、なかなか会うこともなくなったけど、今も年に1,2回会って近況を話すくらいには、細く長く良い関係が続いている。

僕の人生を語る上で欠かせない。そんな1人

 

でも今日偶然、本当に偶然、街中でその人と見たことのない女の人が、腕を組んで歩いてるのを見てしまった。

最近街中で知り合いに偶然会うことが多くて(それも普通にすごいことなんだけど)、すぐに声をかけようとしたんだけど、考えてみれば新宿にいるような人ではないし、何より奥さんと一緒でもなければ可愛い子供たちも見当たらない。脳みそが自動的にフル回転して

「あ、見ちゃいけない場面だ」とすぐに察した。でも5,6年も関係があって、何度も家族とご一緒して、とても憧れる夫婦関係を何度も見てたから、冷静になればなるほど目の前の光景が信じられなかった。

 

幸い←?向こうはこっちに気付いてなかった様子だったので、いつもよりハットを深く被って、後をつけてしまった。人生初の尾行である。人間とっても怖いもので、その時の僕は罪悪感より好奇心の方が強かった様に思う。汚い。

10メートルくらいの距離を保って、5分間くらいつけた。「意外とバレない」という発見と、「肉食獣は獲物の食事中に狩りをする」という雑学を思い出しながら探偵気分に浸っていた。案の定新宿3丁目のホテル街へ、まだ夕方17時なのに2人はホテルへ消えて行った。

 

好奇心優越感も束の間。2人が目の前から消えた瞬間から、いろんな事が走馬灯の様に思い返されて、ちょっと泣いた。奥さんもとても美人で良い人で、子供も素直で可愛い。アル中の父親にコンプレックスを抱えてる僕は、その人から理想の父親像を学んだまである。一緒にキャンプして、バーベキューして、夜中にラーメンを食べて、伊豆まで花火も見に行った。そんな家族の風景が、一瞬で偽りに変わった。悲しすぎた。

 

何よりまた会う時に僕はどんな顔して、どんな声をかけて会えばいいのだろうか。これから彼に聞く「奥さん元気にしてますか?」は全く別の意味になってしまうと思うと、これまた悲しい。かと言って彼から今まで受けた恩は本物だし、とても感謝しているから「浮気やめましょう」なんて面と向かって言える自信は僕にはない。むしろ信頼してるからこそ言うべきなのだろうか…。無理。僕はまだそこまで強者になれていない。一気に嫌いになるわけでもなければ、心から好きと言えなくもなってしまったこの心情が、今はとにかく辛い。

 

悪事はいつか暴かれるのを身をもって体験した。我ながら人間関係にとても恵まれている自負はあるので、自身も友人も浮気とは無縁の人生を歩んで来たが、まさかこういう形でひっくり返るとは思ってもみなかった。

 

2人がキャッキャしながら僕に全く気付かなかった様に、人間何も見えなくなる時があるんだね。

 

浮気しちゃダメよほんと。

 

ちなみに、この現場の前に阪元裕吾監督最新作『グリーンバレット』を観た。とってもとっても素敵な作品で、ウキウキで次の映画館に向かっていたもんだから、とんだアクシデントである。

2人がホテル入ったあと、「チケットも取ってあるし…」と心を落ち着かせながら次の映画館に向かって、今話題のウォン・カーウァイ4Kリマスター特集の内の1つ『花様年華』を観た。

 

男女のもどかしい浮気を描いた作品だった。

歯が痛い。

生まれてこの方虫歯ができたことがなかったのだが、約1年程前から、左奥歯に違和感が走った。

 

歯が若干陥没している。

 

むむ。と思い鏡で歯を見てみると、陥没部分がちょっっっとだけ黒い。ほんとにちょっとだけ。「もしや、、むむむ虫歯!?」と驚きながらも、全然痛みも無く、飲食に不自由もなかったので、虫歯の恐ろしさを知らなかった私は、それからつい2日前までほったらかしにしといた。

 

そして2日前、これまで感じたことのない痛みが左奥歯に走る。ありえない。痛すぎる。人生で感じた1番の痛みは小4の頃エアガンが目に当たった時以来更新してなかったのだが、それを優に超える痛みである。それが一日中続くのだから、左奥歯に連射機能付きのエアガンを一日中当てられているのと同意である。

 

1日目は我慢しながらなんとか仕事を乗り切ったのだが、2日目、あまりにも痛い。前頭葉の全てが「痛い」に満たされる。脳内メーカー(死語)全部痛いである。こんなんでは仕事ができない。

 

しかし問題は、歯が痛いを理由に仕事が休めるのかどうかである。

しかも「歯が痛いのでお休み頂きたいです。」なんて恥ずかしくて言えたもんではない。

映画館バイトを始めて早7ヶ月、無遅刻無欠席の記録保持者(大したことではない)が、実は歯が痛くて休むやつと思われたらたまったもんではない。脳内メーカー痛み7:3キャラ崩壊不安に割り振られる。

 

そんなのも束の間、痛みの割合が8,9,10とすぐに更新してくる。もう無理。

 

意を決して職場に電話

「すみません。。歯がほんほうにいたふて、おやふみいははけないでひょうか(歯が本当に痛くて、お休み頂けないでしょうか。)」

(ひええええーーー恥ずかしすぎる。。。よし、死のう。生き抜いたら死のう。)

 

社員さん「もーしっかりしてよ。しっかり治療して、病院の予約もあるから、明日まで休んでいいよ。」

か、神いいぃぃぃぃいい

 

なんと神すぎる職場なのだろうか。2つ返事でしかも次の日までお休み頂けるなんて。よし、生きよう。この職場のために生きよう。歯を治して、精一杯の「いらっしゃいませ」を言おう。心からそう思えたものである。

 

職場から許しをもらった途端、不思議と痛みが約7割減に抑えられたように感じた。

余裕でまどマギを全話観れたし、映画も何本か観て、休みを謳歌した。なんかごめん。

 

そして今日、私は何年振りかの歯医者に行ってくる。虫歯治療は激痛と聞くので、本当にビビり散らかしているが、私には「いらっしゃいませ」を言う使命があるのだ、臆せずにはいられない。

 

これを機に、歯の定期検診を心に決めるのであった。

歯医者行った報告と感想も書く。やっぱり怖い

 

ここまで読んでくれてありがとう。おれ、行ってくるよ。